Anniversary update(ver.1607)を行い、メインPC以外はスムーズに終了・更新したのですが、メイン機は60%手前でインストールが進みません。
更新中に円を描くように表示されるアニメーションはクルクルと回っているのですが、それ以外は何も表示されずブラックアウト状態です。
焦らず青画面になるのを待つべきかと数十分は待ってみたものの、処理が停止状態と判断できる状態(HDアクセスランプが1秒間隔程度に点滅する)だったので、電源ボタンを5秒押しして強制再起動を試みました。
起動した後はまたクルクルアニメーションとブラックアウト状態が続き、また強制再起動すると、今度は「以前のバージョンのWindowsを復元しています…」という表示になり、強制的にanniversary updateインストールがキャンセルされ、ver1511に戻りました。
復元がうまくいかずに1511に戻れず「起動しなかったらどうしよう…!」と冷や汗ものでした。
更新が完了しない原因(情報)をWeb上探してみると、セキュリティソフトの「Eset」をアンインストールしてから行ったらうまくいった、という報告がありました(更新後に再びEsetをインストール)。なるほど、「それはあるな」と同意したものの、「サービス停止でも同じじゃないか」と判断し(アイインストールが面倒で…)再び試みましたが結果は変わらず、途中停止、復元、となりました。
横着せずアンインストールしてから行えばうまくいったかもしれませんが、すぐに再チャレンジする気持ちも沸いてこないので、しばらく現状の1511のままで過ごそうと思っていた矢先、恐れていたトラブルが発生しました。
復元したはずのwindows10(ver1511)がまったく起動してこないのです。
HDアクセスがなくBIOSを読み込まない状態になってしまったため、電源を抜き、しばらく放電してから起動、DELキーを打ってBIOSメニューへ入り、HDの認識やBOOT順を確認後に再起動をかけました(メインPCは自作機でmotherboardが原因か?この状態は時折あります)。
HDへのアクセスは回復し、OSを読み込みに行くものの通常起動できず、起動途中の青画面で「自動修復」を繰り返しだしたのです。
写真の通り、「自動修復」では単に「再起動」か「詳細オプション」をクリックして処置を指示できるのですが、復元は実行されたばかりですから、これ以上の復元処置は問題を悪化させると判断しオプションは使いませんでした。
落ち着いて再起動のプロセスを確認すると「INACCESSIBLE BOOT DEVICE」というエラー表示があり、更にBIOSのPOST画面に今まで表示されたことのない内容が表示されました。
まさかSATAのAHCI設定が変更されているのか?と半信半疑でBIOSのSATAモードをIDEに設定変更して起動をかけたところ、まったく普通に起動したのです。
Win7は間違いなくAHCIモードでインストールしており、それを8月にWin10にアップグレードしているものです。当然BIOS設定はAHCIのままです。それがこの時点でIDEになっているのはなぜ?
原因は分かりませんが、レジストリーを確認しましたら(HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\storahci)IDEモードになっていましたので、AHCIに書き換え保存後、BIOSもAHCIに戻し、何事もなかったかのような状態に戻ることができました。
復元処理の時にIDEモードに書き換えられてしまうことってあるのでしょうか? まったく不思議な出来事でした。気持ちが悪いので、BIOSはCMOSクリアーをして再設定しました。
ということで、Win10のAnniversary update からとんでもない不具合に発展し、まったく無駄に時間を使ってしまいました。肝心のAnniversary updateが進まない原因は特定できていません…とほほ。
追伸:青画面の画像にムラがかなり見えますね。これ、30402hのEIZOの液晶モニターです。10年以上使っているので色ムラだらけですが、デザイン以外ではまったく使用上問題ないので現役で使っています。まだまだ使います!